Suimokuseiは、離れて暮らす親子の元気な様子や機嫌を「ほんのり」と気づかせたり、ときには重要な異常を伝えるスズラン型デバイスである。
加速度を検知するセンサなどを郵便受け、トイレ、冷蔵庫などの扉にとりつけ、その扉の開閉を検知したらスズランに情報が転送され、スズランが光る仕組み。伝わる情報を必要最低限にとどめることによって、別々に普段通りの日常を過ごす親子が「光」で互いの存在をさり気なく直感的に気づかせることができる。まさにスズランの花言葉が「幸福が訪れる」「ほのかな幸せ」であるように、このデバイスは監視感や束縛感を伴わずに、別居している親子が互いの日常をほんのりと感じさせることができるのだ。
JPHACKSハッカソン@神戸2015にて神戸市賞、mixi賞、LINE賞を受賞。